midoriだ。
世の中には「やらなきゃダメだろ(`ω´ )」という、
鉄板でグイグイ押してくるようなプレッシャーと
「やった方がいいのに〜(`∇´)」という、
こんにゃくでグイグイ押してくるようなプレッシャー、
で、あふれている。
仕事をきちんとこなすのは当たり前。
加えて、スキルを上げるための自己研鑽に励み、
食事に気をつけ、家は片付け、常に健康で、
メッセージやメールには即返信し、
FacebookやBlogで情報発信も欠かさず、
親戚やご近所ともそつなく付き合い、
親や子の面倒もきちんと見て……って。
全・部・は・ム・リ・だ・っ・て・(゚Д゚)!
とは言うものの、全てを放棄すると、
いくらあたしとて、社会生活は営めない(´・Д・)。
じゃあ、何を優先させたらいい?
「フセンで考えるとうまくいく」のまえがきで、
オリンピック金メダリストのコーチングをした、
著者の平本あきお氏は言う。
ひと昔前までは世の中の流れがゆっくりでシンプルだった。
だから経験豊富で結果出してるヤツのいう通り動けば無問題。
だが、変化が激しくなった今、人のアドバイスで動いても、
必ずしも成功はできない。
>大切なのは、自分にとって必要なことを、
>自分に最適なタイミングで行うこと。
>だから、「自分は何を楽しいと感じているのか?」
>「自分は何を避けたいと願っているのか?」
>といった「自分の感性」がとても大事になります。
ということで「自分の感性」を見える化するために、
フセンを使ってみよう、というのが、この本の趣旨だ。
別にフセンを使わなくてもいいだろう(´・Д・)、
と思うヤツも多いだろう。
だが、フセンを使うと、短い文章で書けばいい。
間違えたら捨てればいい。
そして「書いたものの位置を動かせる」。
書いたフセンを、
好きな順、重要な順、時間順に並べて、
優先順位をはっきりさせたり。
2つ、3つ、4つとカテゴリー分けして、
問題の性質をはっきりさせたり。
挙げ句の果てには、
書いたフセンをコマにして、
夢の実現に向けたすごろくを作る、
なんて方法も紹介されている。
なぜ「書いたものを動かす」といいのか。
メモ書きなら、書かれた瞬間から、
その場に文字が固定されてしまう
= 思いや考えが固定されてしまう が、
フセンを動かしたなら、
書かれた状況や物や思考や感情を、
今までと別な角度から見ることができる。
そうすることで、
気づきや思い直し、考え直しを呼び起こし、
優先順位が浮かび上がったり、
問題解決の方法を探り出したりできる。
色がカラフルなのも、感性を刺激する。
書いたフセンをどう動かし、どう分けるかは、
本当にいろいろな方法が載っているので、
興味があるヤツは読んで試せばいいだろう(゚Д゚)。
あとがきで著者は言う。
世の中にはいろいろな成功法則があるが、
それは全部正しい。
その中で「今の自分」に合ったものを、
使うのが重要だと。
己を知り敵を知れば百戦危うからず、というが、
まずこの「己を知る」のが、
本当にむずかしいわけだ。
だから「自分の適性は?」なんて、
占い師のとこへ客が来るんだがψ(`∇´)ψ、
その前に、フセンを使って、
脳みその丸洗いをするのも、悪くないようだぞ。
いやいや、鑑定にも申し込めよなっ(゚Д゚)!
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