midoriだ。
本日10月31日はハロウィン、
ということで、今日がどんな日か、
というと、キリスト教布教以前の、
ケルト民族の大晦日が起源だ、
という話は前回した。
中世のハロウィンの夜は、
その家の人間より幾人分か多く、
ディナーをしつらえる。
そして家の人間は全員、牛や豚が住まう、
家畜小屋で一夜を明かす。
テーブルにしつらえられたディナーは、
その夜、人狼たちがやってきて、
家を引き散らかしたあげくに、
むしゃむしゃと食らうのだ。
さて、その人狼とは、何者か。
大昔のヨーロッパでは
「平和喪失刑」というのがあった。
謀反や大きな盗み、放火、強姦、
そして軍隊からの逃亡を行った者は、
村や町から追放されるのだ。
「汝の妻を寡婦とし、汝の子を孤児とする」
そう宣言された罪人は、
狼の皮を被らされて、森へと追放される。
そうすると、追放された人間は、
自分が狼になったと信じたという。
バカバカしいと思うか？
だが今のようにインターネットなど当然ない。
もちろん、テレビもラジオもない。
新聞も雑誌もない世界。
本はある……が、聖書が教会にあるだけ。
しかも一般の人間が読むことはゆるされず、
毎週日曜に神父様が数カ所を読み上げるだけだ。
そして一生を生まれた村や町ですごし、
その外へはめったにでることはない。
こんな自分を客観視できない世界で、
生まれ育った者が、
こうした村や町など周囲の全員から
「おまえはもう人ではない」と言われたら。
はたしてそれでも「自分は人間だ」
と信じることができただろうか？
今、ヨーロッパではほとんどの森が、
木を切られて農地や町になっているが、
当時のヨーロッパは村や町から離れれば、
原初の森が広がっていた。
赤ずきんちゃんの世界だな(´･Д･)。
当然、狼やクマが出る。
冬は極寒。
普通だったら、野垂死にだ。
そんな中で無法者なりに力を合わせ、
どうにか生き延びている
一団があったとも言われている。
なぜそんな一団を、
呼び入れる祭りがあったかは不明だ。
だが、科学捜査の発達した今ですら、
冤罪は発生する。
ましてや警察機関の未熟だった中世、
無実の罪に問われた者は、
少なくはなかっただろう。
ハロウィンの夜には、死者が帰る。
本当に死んでいる者も、
死んだことになった者も、
帰ってくる。
そこには「帰ってきてほしい」
「生きていてほしい」という、
残された者の願いも、
あった……んじゃねえかと思うぞ。
時代が降った今、
ハロウィンは楽しいだけの祭りになった。
それは大昔感じた「怖れ」を、
封じ込めるための「楽しさ」でもある。
「現代」に生まれて本当によかった(´･Д･)。
☆*:.。. .。.:*☆☆*:.。. .。.:*☆☆*:.。. .。.:*☆
でだ。
11月の鑑定は以下の予定で行う(ﾟДﾟ)。
９月９日の木星天秤座入り以来、
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鑑定、受けてみればいいんじゃないかψ(｀∇´)ψ。
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今のところは、こんな感じψ(｀∇´)ψ。
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