かたやまは占い師はしていますが、
スピリチュアルがどうしても好きになれません。
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いえ。
学問にも一通り目を通し、
しっかり現実を見つめた上で語られるスピリチュアルは、
わたしもぜひ、お聞きしたいと思うのです。
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しかし。
人間関係がうまくいかないと、
すぐに「前の世で敵同士だったから」
と前世を持ち出す。
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ちょっと体の具合が悪くなると
「あの人に、念を飛ばされているから」
と、他人の悪意のせいにする。
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自分の欠点、不得意でできないことのすべてを、
親が幼少期につけた傷のせいだと言い出す。
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守護霊が、指導例が、高次の存在が、死んだ人が、
未来の人が、カルマが、転生が、天使が、神が……。
極め付けはアセンション。
いやいや、これについては、また今度お話します。
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すみません。あまりにも多く、
スピリチュアルを現実の隠れ蓑にする人を見すぎて、
スピリチュアルに、すっかりがっかりしています。
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神社に行ったら、清々しい気持ちになります。
自然の中に遊べば、気持ちが洗われます。
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反対に、よくない環境にいると、
気分は落ち込みがちになります。
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人間関係がうまくいかないストレスは、
一般に考えられるより、相当に高いものです。
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誰にとっても、親の影響が強いのは当然です。
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じゃあ、どうするか。
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ゆめよみも、タロットも、星の動きも、
コンパスや、未来を示す地図にはなります。
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でも最後は自分で自分の意思を確認し、
自分で行く道を選んで、
自分の足で歩いていかなくてはなりません。
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そして、本当に辛いときがあったら、
逃げたり、降りたりするのも、
大いにアリだとも思っています。
ヤダ、とか、ムリ、とか言っていいんです。
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でも言い訳に、スピリチュアルはいらない。
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そんなに長くない人生だから、
自分のことは自分で引き受けましょう。
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きっとその方が、最終的には楽しめると思います。
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