映画「鬼滅の刃」を日曜日に見てた。
やっぱり、いい作品というのは、
登場人物の造詣が深い。
主人公の性格が細かく描かれている、
というだけではない。
どんな親から生まれ、
どんな風に育って、
どんな家族がいて、
関係性はどうだったかまでが、
匂いや空気の温度や質までわかるように、
それはていねいに描かれているのだ。
あたしはアニメと映画しか見ていないが、
主人公以外の登場人物も、
きっとそんな風に描かれているのだろうと感じた。
いや、ストーリーの中には直接、
全ては出てはこないかもだが、
おそらく設定としては、
主要キャラクターの設定として、
全部作り込まれているはず。
だからこそ、登場人物の魅力を、
余すことなく描き切れるのだ。
で、実はこれ、占いでも同じだったりする。
占いでは本来、
クライアントの人となりと、
それに見合った未来の問題の解決策が出せれば、
それでいいのかもしれない。
だが西洋占星術でホロスコープを拝見すると、
その人がどんな親から生まれ、
どんな家族がいて、関係性はどうだったか、
さらには、どんな環境で生きてきたか、
が、おぼろげながらではあるが、
浮かび上がってくる。
そこではクライアントは、
ひじょうにイキイキとした、物語の主人公だ。
だからクライアントがどんなに、
つらくて、混乱して、困っていても、
時期を待ち、自ら行動することで、
環境か自分かに変化は必ず訪れ、
立ち直り、問題は収束していくと、
占い師として信じることができる。
実際、鑑定は、毎回毎回、
感動長編映画を拝見しているような、
めっちゃ楽しい仕事なのであるψ(`∇´)ψ。
それにしても「鬼滅の刃」だが、
テイストとしては
「鋼の錬金術師」や「犬夜叉」を連想した。
……したんだが。
それだけではなく、なんだろう?
もう一度見たい、再びあの世界に触れたい、
という気にさせる「慕わしさ」にあふれていて、
それがどこから漂ってくるのかが、
今はまだ、ちょっとわからない。
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